2015-04-02

鍵山秀三郎、アルボムッレ・スマナサーラ、養老孟司、渡部昇一、馬渕睦夫、他


 4冊読了。

 26冊目『人たらしの流儀』佐藤優(PHP研究所、2011年/PHP文庫、2013年)/Q&A語り下ろし。あとがきに出てくる小峯隆生〈こみね・たかお〉が相手か。あたかもスパイの流儀といった内容で、「凄い」と思う一方で嫌悪感が湧いてくる。どうも好きになれない人物だ。

 27冊目『日本の敵 グローバリズムの正体』渡部昇一〈わたなべ・しょういち〉、馬渕睦夫〈まぶち・むつお〉(飛鳥新社、2014年)/馬渕本は本書から入るのがいいだろう。渡部という相手を得たことでテーマに広がりがある。反グローバリズム=ナショナリストとしてプーチン大統領と安倍首相が挙げられている。

 28冊目『希望のしくみ』アルボムッレ・スマナサーラ、養老孟司〈ようろう・たけし〉(宝島社、2004年/宝島SUGOI文庫、2014年)/養老孟司は媚(こ)びを売ることをしない男である。そして宗教に対する造詣も深い。スマナサーラは養老を「先生」と呼び、やや下手に出ている。編集者を含めた鼎談(ていだん)で3人のバランスが絶妙。これはオススメ。

 29冊目『小さな実践の一歩から』鍵山秀三郎〈かぎやま・ひでさぶろう〉(致知出版社、2002年)/久し振りに鍵山本を読む。鍵山といえば掃除道の元祖である。講演が元になっていて読みやすい。ま、本好きからすればスカスカ本ではあるが。イエローハット創業者の清らかな心根が読む者にじわじわと染み伝わってくる。

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