2012-12-08

『望郷と海』と『石原吉郎詩文集』の目次


望郷と海 (始まりの本)

I
確認されない死のなかで――強制収容所における一人の死
ある〈共生〉の経験から
ペシミストの勇気について
オギーダ
沈黙と失語
強制された日常から
終りの未知――強制収容所の日常
望郷と海
弱者の正義――強制収容所内の密告

II
沈黙するための言葉
不思議な場面で立ちどまること
『邂逅』について
棒をのんだ話  Vot tak! (そんなことだと思った)
肉親へあてた手紙――一九五九年一〇月

III
一九五六年から一九五八年までのノートから
一九五九年から一九六二年までのノートから
一九六三年以後のノートから

付・自編年譜
初稿掲載紙誌一覧
解説 問題はつねに、一人の単独者の姿にかかっている――今、石原吉郎を読むということ(岡真理)



石原吉郎詩文集 (講談社文芸文庫)

詩の定義

I
詩集〈サンチョ・パンサの帰郷〉より
位置
事実
馬と暴動
葬式列車
その朝サマルカンドでは
サンチョ・パンサの帰郷
耳鳴りのうた
夜がやって来る
酒がのみたい夜
自転車にのるクラリモンド
さびしいと いま
伝説
夜の招待

詩集〈いちまいの上衣のうた〉より
霧のなかの犬
いちまいの上衣のうた
シベリヤのけもの
待つ
泣いてわたる橋


詩集〈斧の思想〉より
Frau Komm!
像を移す
泣きたいやつ
居直りりんご
便り
ドア
方向

詩集〈水準原点〉より
いちごつぶしのうた
詩が

詩集〈禮節〉より
神話
構造
世界がほろびる日に

詩集〈北條〉より
痛み
世界より巨きなもの

詩集〈足利〉より
足利

詩集〈満月をしも〉より
膝・2
疲労について


II
ある〈共生〉の経験から
ペシミストの勇気について
望郷と海
失語と沈黙のあいだ
棒をのんだ話

III
一九五六年から一九五八年までのノートから
一九五九年から一九六二年までのノートから
一九六三年以後のノートから

解説 佐々木 幹郎
年譜 小柳 玲子
著書目録 小柳 玲子

『望郷と海』石原吉郎
『石原吉郎詩文集』~「ペシミストの勇気について」

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