2015-01-31

黒人はサンタになれない? 教員の発言で物議


 米ニューメキシコ州のハイスクールに通うアフリカ系米国人の中学生が、教員から肌の色を理由にサンタの服装を否定されたと訴えている。

 CNN系列局のKOATによると、同州クリーブランドハイスクール1年生、クリストファー・ロッジ君は、学校の仮装大会でサンタの服装をしていたところ、男性教員から、サンタは白人なのでロッジ君はサンタにはなれないと言われたという。

 父親のマイケルさんは、息子が恥をかかされ、クリスマスを楽しめなくなったと憤る。問題の教員は謝罪の電話をかけてきたが、それだけでは不十分だと主張、教員の解雇を求めると語った。

 学校区はこの教員の発言について、「不適切であり、言ってはならないことだった」との見解を発表した。教員本人も「愚かな過ち」を犯したと認め、校長に報告して本人と両親に謝罪し、懲戒処分を受けたという。学校側は、別の担任のクラスに替えてほしいという求めにも応じたと説明している。

 サンタの肌の色を巡っては、白人として描かれるサンタ像に疑問を投げかける意見をフォックスニュースが取り上げたことをきっかけに、ちょっとした論争が起きていた。

CNN 2013-12-17

アイディアにストーリーが引き摺られて失敗/『RUBICON 陰謀のクロスワード』


 見覚えのある顔だった。おお、キンバリー・バウアーの恋人(『24 -TWENTY FOUR-』)ではないか。坊主頭じゃなかったので気づくのが少し遅れた。ザイアンスの法則に導かれて、ついつい1シーズン13話を見てしまった。

 オープニングの映像がよくできてシナプスを刺激する。クロスワード・パズルというアイディアもよい。ただしそこまで。2時間にまとめれば秀作となったことだろう。初めにアイディアありきで、ストーリーが引き摺られてしまっている。

 とにかく冗長で場面展開が遅く、登場人物の色分けが曖昧で、尚且つ一つひとつのエピソードがきちんと完結しないというお粗末ぶりを露呈している。視聴率が低迷し、シーズン1で打ち切られたのも大いに頷ける。

 APIというアメリカのシンクタンクを描いた陰謀ものだがプロットに斬新さはない。かつて『24 -TWENTY FOUR-』ではアメリカ大統領までもが陰謀に加担したという設定があり、これを超えるストーリーをひねり出すことは難しいだろう。主役の天才性も巧く描けていない。

 アメリカの多くの国民が9.11テロに政府首脳の関与があったことを疑っている(Wikipedia)。戦争やテロで巨利を得る人々が存在する。彼らが絵を描けば直ちにメディアが後押しする。映画やドラマが視聴者の感情をコントロールするように彼らは国民感情をわけもなく操作する。

 インテリジェンス(諜報)といえば聞こえはいいが、「すべてを知る」ことへの欲望は全知を目指したもので、欧米が神となって全能を果たす構造となっている。つまり「神に取り憑かれた病」なのだろう。

 腐敗した首脳陣がマッチで火を点けてはポンプから水を放つ。しかも彼らは国益を語りながら私企業の利益獲得に狂奔する。そこに私はアメリカの凋落(ちょうらく)を見る。やがて衰退し滅び去ることだろう。新しい文明がどこから誕生するかはわからないが、その兆しとして必ず新しい文化の台頭が起こるはずである。